2013年06月14日 19:06
4月に日米合意した沖縄の米軍基地返還計画をめぐり、基地の提供・返還などに関する協議機関の日米合同委員会は13日、キャンプ瑞慶覧(ずけらん)の西普天間(ふてんま)住宅地区=宜野湾(ぎのわん)市、52ヘクタール=の返還を承認した。
早ければ年内にも返還が始まる。
2014(平成26)年度以降とした4月の日米合意から前倒しされる。
目に見える形の基地負担軽減を急ぐことで、普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に向けた理解を広げたい狙いだ。
同住宅地区は東京ドーム11個分の広さ。
政府は同地区を一連の返還計画のモデル地区に位置づけ、跡地利用について地元自治体や地権者らで構成する協議会で検討する。
返還計画では、牧港補給地区=浦添(うらそえ)市=の一部である北側進入路(1ヘクタール)が初の事例として8月末にも返還される見通しだ。